待望の?「HDMI 2.0」は帯域幅を最大18Gbpsに拡大し、4Kの解像度で50/60Hz
(2160p)の伝送が可能。
オーディオは最大32チャンネルで動的な自動リップシンク、拡張されたCEC、
アスペクト比21:9等々マニアには夢の様な規格で話題満載だが・・・
現状、この規格をクリアできているのはパナソニックだけ、HDMI 2.0準拠の通信
LSI「MN864777」「MN864778」の量産を開始するらしい。
4K 50/60p伝送に対応し、色信号を圧縮しない4:4:4の信号を伝送可能で、MN864777
には、アップスケーラーと超解像技術を搭載。既存のフルHDソースでも高画質処理した
4K表示が可能としている。音声への対応は不明。
パナソニックの同社初の4Kテレビ65V型のスマートビエラ「TH-L65WT600」は実売75万円
前後になるようだが・・・
パネルは3,840×2,160ピクセルの4Kパネルで、来年からの4Kの放送受信には別売の
チューナーが必要。
余談だが映画カメラで使われるDCI 4Kは4096×2160ピクセルでアスペクトは1.90:1
画素数は8,847,360となる。
DCI 4Kはともかく、問題は18Gbps伝送の12bit 4:2:2 or 8bit 4:4:4の2.0規格に
従来のアップデート版HDMI規格10.2Gbps伝送の 8bit 4:2:0(色情報が1/4)が追加
された事で8bitで4K映像を毎秒60フレーム送信する訳だがこれも4Kと言う表示になる?
現状ではソニーや東芝の従来機のアップデート版HDMI 2.0では10.2Gbps伝送になり、
4:4:4の色情報は送れない。年内には完全2.0対応が間に合う様だが?
パナを除いてほとんどの製品が10.2Gbps伝送の見切り発車で今後、登場するであろう
4Kチュナー(レコーダー)やネオ4Kのプレーヤーへの対応は不透明のまま。
ヤマハのAVセンターにも4K Ultra HD対応 4K:24/25/30Hzとしか表示されてない。
まあAVアンプには映像を入れなければいいという手(うちでは元々入れてない)も
あるが、最大32チャンネルのオーディオはどうなるのかこの辺も説明がない。
モリヤンさんの調査では簡単にアップデートできると言うものではないらしく、AVアンプ、
4Kレコダー(チューナー)、4Kプレーヤー、4Kプロジェクターが出揃うまではフル規格の
4Kを享受するのは無理な様で、さらに2年後の8Kとなるといったどうなるのやら・・・?
現状では4Kと言う言葉だけが先行し、ソフトもコンテンツも揃わないで一人歩きしてる
気がしてならないが・・・