3個のチップにヒートシンクが付いていますね。やはり膨大な情報量の処理になる様で発熱を逃がす必要が
ある様です?
AVセパレートプリ「CX-A5100」のドルビーアトモス+シネマDSP(HDキュービック)
の音を聴いてきました・・・
ますます音場空間が広くなった様で、250インチ位の画面でもいけそうな気が
しますが広い空間に滑らかで確かな音の移動感、上方の音もただ上から聴こえる
だけでなく雷や人の声もしっかり定位して位置がはっきり分かり、移動する音は
つながりがよくとても滑らかです。
ハードルの高い天井SPを使わずプレゼンスSPの位置で高さを見事に再現するのは
凄いですね・・・
評論家の山本さんの話では一般家庭では天井SPはその位置が非常に難しいそうで、
できるだけ視聴位置から離して設置しないと上方から音が出る度にSPの存在を意識
してしまうとの事で一般家庭では天井の高さがネックな様です。
RX-A3040や映画館ではそれほどアトモスの威力を感じ無いのが正直なところですが、
この掛け合わせはアトモスの魅力をしっかり再現しもう一度、全てのアトモス作品
を観直したい気がします。
3040では下手なアトモス作品より、アップミックスの方が効果を感じます?が今回
この製品、アップミックスでは敢えて掛け合わせをしない仕様になっています。
理由は各SPに配置された音が前提で作られたソフトを勝手にオブジェクトベースの
音声風?に変え、さらにシネマキュービックまでかけるのは作り手側の意向を無視
してるのではという様な事でした・・・
シネマDSP HDキュービックもさらに良くなった様で、お好きな方でどうぞと
いう事でした。
これまで多数のヤマハAVアンプを使ってきましたがサラウンド再生は音場補正の
入った音で再生、音楽作品はピュアダイレクトで補正を入れない再生というのが
お約束の様になっていました・・・
YPAO(音場補正)に64bitハイプレシジョンEQの採用した事で、音質の劣化を防ぎピュア
ダイレクトよりも補正をかけたダイレクトモードの方が音がいい?
明らかにボーカルの口元が小さくなり、余分な付帯音が取れてスッキリと見通しのいい
再生音になります・・・
素の音も良くなった上に音場補正の音も向上してこれは補正を積極的に使えますね。
と初のドルビーアトモス+シネマDSPの試聴でしたが1時間半はあまりにも時間が短い
もっとじっくり聴いてみたい・・・
貸出機があれば1ヶ月位、借りてみたい気がします。 次回の試聴はアバックさんの
イベントになりますがすぐには買えないし、ゆっくり聴き込んで行きたいと思います。